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新規開業のAさんへの手紙

Aさん あなた熱意はよくわかりました

奥様とご一緒に わたしのオフィスにおみえになって 新規事業について激説されるあなたの熱意は私には よくわかりました。

でも、経験は8年もあるが まったくお金がないというのは なんといってあげればいいのか汗かき税理士も正直こまります。お金が全くなくて銀行から全額借金して開業したいというのは本来やはりむしがよすぎるのはなしですから。

この汗かき税理士自身が開業するときのことを思い出すと、まず家族を路頭に迷わせられないという思いが先立ちました。税理士という商売は新規開業的にはまったく予測のつかない商売です。設備資金の一部と生活費とをあるていど用意しました。親戚や知人には絶対に弱みをみせたくないという気持ちがありました。

でも今日おききした あなたのいまの境遇では、もうすこし開業を先延ばして、ひたいに汗して働いて自己資金を貯めなさいとは酷な言いかたでしょうね。

開業計画書をまず作りましょう

それではこうしましょう、まず開業計画書をまず作りましょう。それで国民生活金融公庫へ持ち込んでみます。どんな反応なのかあなた自身が肌で感じてください。そこで借りられれば めでたしめでたしです。

もし自己資金がないから駄目だと言われたらどうしますか?開業を先に延ばして ひたいに汗してスコップをもって働くか、借用書を握り締めて 親戚知人をかけずりまわってたたみに頭をこすりつけるかです。

あなたの進む道は この三つにひとつしかないのです。これを肝に命じて 事業計画書をがけっぷちに立ったつもりで作りましょう。成功した事業の姿が、カラー画像で目に見えるほどに考えて考え抜いてください。

国民生活金融公庫がまず一番
新規開業を考えている人にとっていまの世の中で 一番親身になってもらえるのは やはり国民生活金融公庫だと思います。汗かき税理士は国民生活金融公庫の三鷹支店にはこれまで、何件も融資を紹介して成立したことを見届けています。自分自身も三鷹支店様から借入をしたのはつい2ヶ月ほど前です。

そこでまず開業計画書をつくらなねばなりせんね。この国民生活金融公庫の開業計画書はなかなか良くできていると思います。しろうとにも書けるようにわかり易いことばづかいで、各欄の書き方を案内しています。

それはどういうことかというと しろうとにも貸しますようということだし しろうとに貸すケースがほとんだということです。だから自信をもって書きましょう。
各欄を まずAさん自身が、自分のことばで埋めつくしてください。そのうえで汗かき税理士が気がついたことを指摘しますので、それにもとづいて さらに考え抜いて書いてください。

汗かき税理士流の開業計画書の手引き
○開業されるのはどのような目的、動機からですか
経験のあることをやる場合  経験を生かしたいというのは、万人を納得させますね。経験のないことをやる場合 どうやって人を納得させるのでしょうか?経験者がアシストしてくれるとか 比較的簡単に身に付く業種であるとか あるいは 定評のあるフランチャイズ加盟の場合でしょう。
○この事業の経験はありますか
経験がある場合には、実に簡単にかけます。でも単に○○株式会社に5年とかだけじゃもったいないです。できるだけ具体的に書きましょう。何件お客を開拓したとか、どれだけ売り上げたかなど その業種に精通していることを理解してもらえるよう精一杯書きましょう。

○お取り扱いの商品・サービス
できるだけ具体的にかきましょう。高級品 中級品 量販品 実際の売値がいくらでとか。販売対象者 販売地域 売り場が目に見えるように書きましょう
○セールスポイント
ここは重要ですね。ここがいっぱい書けないようではそもそも開業する意味がないですね。後発のあなたが、どうして既存の業者に勝てるのか あるいは既存の業者がいないほど斬新なものを扱うのか。でもあまり斬新なものは、逆に知名度が低いとか 理解しがたいとかで かえって売りにくいという話をききます。あんまり斬新でないものの方がかえっていいみたいですが。

○ご予定の販売先
ルートセールスの場合ですと具体的に、お得意先の名前があげられますね。一般消費者に売る場合は どういう顧客なのかですね。またどのような販促方法をとるのかを書けるかです。個別訪問 チラシ DM とか インターネットというのは 最近流行のオーバーチュア広告でもしない限り即効性はありませんね。広告宣伝費をどれだけ取るかが大変重要です。

○ご予定の仕入先
仕入先も重要ですね。資金が足りないわけですから こちらはできるだけ長い条件で仕入れたいですが、相手は逆に新規で信用のない業者に対しては現金引換え条件にしたいというのが本音でしょう。でもそこを経験と人柄でいい条件で取引できるようにがんばりましょう。

○必要な資金と調達の方法
ここが一番問題なところですね。国民生活金融公庫が作成した書き方見本をみると 必要資金が全体で1600万円のところ 自己資金が600万円で公庫から600万円で たの銀行から200万円と書いてあります。つまりこれが公庫からみて望ましい融資のポートフォリオというわけでしょうね。
だから やはり 自己資金をどれだけ用意しているかで 事業主の熱意や覚悟のほどを判断するわけでしょうね。
○開業後の見通し
ここは数字で損益のみとおしを記載する欄ですが、単にアバウトに書くだけならとても簡単なはなしですね。でもそうじゃなくて 綿密に考え抜いた積み上げ計算が背後にないといけません。

○最後に
「ほかに参考となる資料がございましたら、計画書に添えてご提出ください」と書式の最後に書いてあります。
だから 先ほどの販売計画の詳細と 商品の仕入先あるいはメーカーの説明書などを添付すればいいと思います。

それでは早速開始! できあがったら、赤ペン先生が、でなく 汗かき税理士がしっかり添削しますから

☆東京練馬の税理士姫野汗かき会計録は姫野会計事務所の気づき録です☆

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